(写真)取り外した煙感知器(Smoke Alarm, Smoke Detector)
はじめに
家の煙感知器(Hardwire Smoke Alarm → 煙感知器が相互に電線で接続されたアメリカで一般的なタイプ)の調子が悪くなり全て交換しました.
症状は,シャワーに入る度に家の全ての煙感知器がビービーなるようになったこと.その度にシャワーを止めるので大変です..
端子の変換で済むのを期待していましたが..,変換端子には互換性がなく,全ての電線の接続が必要となり大がかかりな作業になりました.その作業過程を紹介します.
古い煙検知器の誤動作?
今まで,9V 電池交換のメンテナンスだけで済んでいた煙感知器が,ある時から,シャワーに入る度に警報音が鳴るようになりました.
この誤動作,水蒸気が原因と考えられます.
アメリカの煙感知器は,州の規則(code)により,それぞれの煙感知器が接続されているので,1つの感知器が警報音を発すると,全ての感知器が鳴ります.
今回は9V電池を交換しても,ブロワーで煙感知器のホコリを吐き出しても改善されず.
煙感知器を確認すると,モデル番号は FX 1218と古いもので,既に製造終了のもの.
印字された数字が92 で始まっているので,もう30年以上も?使われていた可能性もあります.
一般的に煙感知器は10年に1回交換するのが推奨されているので,家の煙感知器を全て交換する必要ありと判断しました.
煙感知器を外して奥を見たのが下の写真.
3線(白,黒,黄)あって,本体とはアダプターで接続されています.
煙感知器の確認
下は,Target で売られている煙感知器.
いろいろなタイプがあります.
一方,下はHome Depot の煙感知器売り場
こちらもいろいろあります.
今回は,今まで使ってきた煙感知器 FX 1218 と互換性(相互接続で信号認識可能)があり,まとめ買いすると安く購入できる,Kidde FIREX i4618AC の4個入りを2箱購入しました.
下はそのパッケージ.
製造日は2022年11月19日と新しいものを選択(中にはかなり古いものもあるので要注意レビューにありました).
下の写真は4個入りパッケージの中身
端子変換アダプターも準備(結局不要,返品)
従来のアダプターと端子が違うので,変換アダプターで簡単に済ませられるのを期待し,Kidde から販売されている変換端子も購入しました.
→ 結局,変換端子は合わなかったので,返品しました.
もし煙感知器の端子に互換性があれば,このような変換端子を取り付けることにより,電線の接続作業は不要となります.
準備
用意したのは,はしご(→ 記事 「はしご ladder 」),ペンチ,ニッパー,ドライバーです.
ツールははしごの上に置いて使います.
もう1つ,最後の煙感知器のワイヤが切れてしまったので,Wire Stripper (ワイヤーストリッパー:被覆電線の被覆を剥がす工具)も途中で用意しました(写真)
ブレーカーを落とす
煙感知器の電線には,家庭用電気(120V 60Hz)が流れているのでブレーカーを落とします.
「電気 ブレーカー」
煙感知器の交換作業
新しい煙感知器
下は新しい煙感知器の写真です.
接続端子は従来のものと互換性の無い新しいタイプとなっています.
電線の1つは,黄色から赤色に変わっていました(なぜ統一されていないのか..).
電線の結合
今回は白,黒,赤(黄と同じ)の各電線をそれぞれ接続する必要がありました.
"Twist-On Wire Connector"と呼ばれるコネクターを外し,もともと接続さてている線を外します.
このように複数(2つか3つ)の電線を回転させるように結合させます.
同じ色の電線を回転させて結合し,その上に,外した "Twist-On Wire Connector"コネクターを被せます.
"Twist-On Wire Connector"コネクターは,もともと付いていたものをそのまま利用しました.
"Twist-On Wire Connector"コネクター,古いプラスチックで割れないか心配でしたが壊れませんでした.
古い蓋の取り外し
次にもともと付いていた円形の蓋を外します(蓋にも互換性がありません)
新しい蓋の取り付け
次に,新しい蓋を取り付けます.
新しい端子に新しい煙感知器を接続し,煙感知器本体を蓋に取り付けます(回転させて接続).
これを,全ての煙感知器(6個)について行いました.
9V電池の接続
煙感知器から出ている黄色い紙を引き出すと,9V 電池が接続されます
作業終了
以上で作業終了です.
最後にテストボタンを押し,接続された全警報機が鳴ることを確認します.
以下は,取り外した古い煙感知器一式です.
終わりに・Tips
以上の作業は比較的簡単にできると言われていますが,高い天井についた煙感知器の交換は時間がかかりました.
電線をひねると切れてしまうことがあり,その場合,電線カバーを切って新しい電線を取り出すため,Wire Stripper (ワイヤーストリッパー)の利用が必要になりました.
電線をひねる時力を入れすぎるのも良くないです(でも力を入れないとしっかり接続できません).
煙感知器は1個毎に買うより4個入りの方が割安なので,4個入り2箱:計8個購入し,2個余りましたが,これらは予備として保管しています(しばらく壊れることが無いと思いますが..).
煙感知器のセンサーは経年劣化するので,購入時には日付の確認が必要です.
交換さぎょうブレーカーを落とすので,作業は明るい日中に行うことをお勧めします.
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