(写真)コンセントにつないだ PLC D-Link DHP-310AV
はじめに
LANケーブルでパソコンをネットに接続したい場合,ルーターから離れるほど,長いケーブルを用意する必用があります.
PLC (Power Line Communications) アダプターをコンセントに取り付けると,コンセントからパソコンまでのLANケーブルを用意するだけで済みます.
家では,この PLC を,(1)Linux パソコンのLAN接続,(2)ネット電話 VoIP (Voice over Internet Protocol)の MagicJack(→ 記事)で利用しています.
2000年代はじめから使っていますが,古いPLCアダプターでも,まだ問題なく利用できています(2020年5月時).
PLC D-Link DHP-310AV コンセントでネットワーク接続
家で使っているのは,D-Link の DHP-310AV (2013年頃リリース)というアダプターで,最大通信速度は, 200Mbpsです(メーカー値).
アダプターは全部で5個あります(もっとあるかも).
1個はコンセントに差し,ルーターとLANケーブルで接続しています.
残り2つは,別々のコンセントに差し,LANケーブル経由でLinux パソコン,MagicJack に接続しています.
コンセントとLANケーブルに接続
使い方は簡単で,PLC アダプターをコンセントに差すだけ.
VoIP 電話のMagic Jack は,以下のように接続し使っています(白い LANケーブル).
データ転送速度の比較
この PLC アダプターのデータ転送速度を調べてみました.
利用したのは,「インターネット回線の速度テスト | Fast.com」(外部リンク)」です.
D-Link DHP-310AV によるコンセント接続
ダウンロードは 22 Mbps でした.
WiFi (比較)
比較のため,家のWiFi 接続でのダウンロード速度を同じように調べたところ,89M bps でした.
今使っている PLC では,WiFi の 1/4 の速度しかでませんが,PLC を使っていて不便と感じたことはありません.
PLC経由のネット接続で利用している Linux パソコンの主な用途は研究開発です.
時々データを数百メガバイトダウンロードしますが,その時は少し遅いな,と感じます.
私の使っている PLC はかなり古いものですが,最新のものは,もっと転送速度が速いようで,私の 200Mbps の対し,その10倍(2000Mbps)まででるものとかあります.
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5セット(計10個)のアダプターを利用しています.