(写真)停電の備え(2時間半の停電時に実際に利用したもの)
非常時・被災時・停電・ガス停止・断水への備え
はじめに
1000棟を超える2つの町の家が全焼しらコロラド州の大火災(Marshall Fire)から約1年になります.
今まで約20年間で,山火事,記録的大洪水,ピンポン玉くらいの大きさの雹の影響で軽微な被害がありました.
日本一時帰国時も,地震の影響で滞在先の実家で物損,水が利用できないなど被害がありました.
極端気象現象はさらに増え,かつ,人間活動に伴う火災も増えていることから,非常時への備えは必須と思います.
ここでは,非常時,災害時,被災時,停電,ガス停止,断水時に実際に役立った,役立ちそうなアイテムを,キャンプなど,別目的でも利用きでるものを中心に紹介します.
停電時の明かり,電気供給
コロラド州ボルダーカウンティーでは年に数回停電になります.
強風時や春の湿った降雪時(電線破損),低温時(電気供給エリアで電気利用が増えた時),また,特に利用もなく停電になることがあります.
停電は長い時は復旧まで数時間かかることがあります.
夜の停電,冬の寒い時の停電への備えは必須です.
照明器具
下はうちで準備している証明器具,バッテリーの写真です.
乾電池で動作するもの,充電式のリチウム電池で動作するもの,両方を準備しています.
充電式ツールのバッテリーが便利
普段はチェンソーなどのツールに,非常時はランプに利用できるバッテリーは多目的につかえて便利です.
乾電池利用の照明器具の問題点
乾電池を利用する照明器具は,しばらく利用しないと電池の液漏れでいざという時に利用できないことがあります.
定期的に電池を確認,交換する必要があります.
インバーターがあれば電気製品が利用可能に
ポータブル電源やツール用バッテリーにインバーター機能があれば,コンセントに挿して利用する一般的な家庭電化製品が利用できます.
インバーターの定格出力に注意
インバーターには容量制限があるので,LED デスクランプなど,なるべく消費電力が小さい電気製品を使います.
下の写真は,夜の停電時に,インバーターでデスクランプを利用している時のものです.
インバターの出力波形は「正弦波」であれば様々な電子機器に利用可
インバーターの出力波形は,矩形波や疑似正弦波でなく,正弦波であれば,電子機器の故障が少なくなります.
家庭用ホームバッテリーは,多くのモデルが正弦波出力可能です(購入前に要確認).
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(Amazon US / Japan) Anker ポータブル電源 250Wh クラス(正弦波出力)
(Amazon US / Japan) Jackeryポータブル電源 250-300Wh クラス(正弦波出力)
ガスと電気停止時に カセットガスコンロ
ガス(と電気)が利用できない時は,キャンプ用のガスコンロが役立ちます.
湯沸かし,簡単な調理に利用できます.
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(Amazon US / Japan) カセットコンロ
停電時(冬季)に カセットガスヒーター
冬の寒い時に停電になった場合,セントラルヒーティングの場合暖房も利用できません.
そのような時はカセットガスを利用したガスヒーターが役立ちます.
カセットガスボンベはカセットコントにも利用できるので便利です.
下の写真のようにヒーターとしてだけでなく,横に倒すことで調理にも使えます.
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(Amazon US / Japan) カセットガス ストーブ (キャンプ・停電・被災時に)
ガス停止時に 電気ヒーター
ガスを使うセントラルヒーティングが使えない時で電気が利用できる場合,電気ヒーターが使えます.
火災の影響でガスがしばらく利用できなかった時,市から各家庭に電気ヒーターが配られました.
避難してから家に帰ってきた時は,1月でとても寒い中,2個の電気ヒーターをつけ,その周りで家族で寝袋に寝てました.
同時に数個利用するとブレーカーが落ちることがあるので要注意(夜,雪の積もった中,外にブレーカーを直しにいくのは大変です.
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(Amazon US / Japan) 電気ヒーター (ガスが停まった時にも)
ガス停止時に ヒーティングパッド
同じく,冬季でガスが利用できない時,電気ヒーティングパッド(ホットパッド)が役立ちました.
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(Amazon US / Japan) 電気ホットマット
ガス停止時の湯沸かし
ガス停止で風呂のお湯が沸かせない時,電気湯沸かし器が役立ちます.
下の写真は,日本の実家整理で利用した電気湯沸かし器.
ガスが停まっていたので,大きな漬物おけに水を貯め,この電気湯沸かし器でお湯を沸かし,風呂代わりに使いました.
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(Amazon US / Japan) 電気湯沸かし器
断水時の飲料水外の水利用に大型水タンク
大火災の時は,消火に大量の水を利用したことでエリア全体の水道管内の水圧が下がり,土壌からバクテリアの侵入の可能性があったため,水が利用できなくなりました.
飲料水はペットボトルで市の施設から毎日供給されましたが,飲料以外の水を利用する時は貯水タンクの水を利用しました.
(写真)市から毎日提供されたペットボトルの水
市の施設からタンク用に水も供給されました.
このタンクは,今までキャンプ時に利用してきたものです.
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(Amazon US / Japan) 大型貯水タンク (キャンプ・断水・被災時に)
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