(キャプチャ図)NOAA WPC 提供の皆既日食時(4月8日 昼過ぎ)の雲予報(4月5日 時点)
皆既日食時の雲予報
4月8日(月)昼過ぎの皆既日食(→ ブログ「アメリカ皆既日食 2024年4月8日: 場所,時間,天気,直接目で見るのは皆既時のみ,撮影方法」)まであと3日を切りました.
これから予報日数が短くなるため,天気予報の精度も向上してきます.
3日前くらいであれば,大雑把な天気の傾向は十分把握できるかと思います.
NOAA WPC 提供の日食時の雲予報
アメリカ全体の雲予報は NOAA(アメリカ海洋大気局)・ NWS(国立気象局)の WPC(天気予報センター)から毎日1回提供されています.
→ リンク https://www.wpc.ncep.noaa.gov/key_messages/LatestKeyMessage_2.png
雲予報図(4月5日(金)夕方確認)
以下の図は,4/5 金 夕方確認した時に雲予報マップ(上のリンク)
アメリカ(CONUS 大陸部)全体の雲予報が確認でき,目的地を変える決断をする時?にはとても便利です.
図中の黄色・黒色の円は太陽がどのくらい欠けるかを示しています.太陽の一部分が月に隠される「部分日食」は,ほぼ全米(大陸部)で起こります.
これを見る限り,テキサスは雲に覆われる可能性が高いようです.
また,アメリカ北西部も少し厳しい感じ.
良さそうなのは,ミズーリー州,オハイオ州,インディアナ州,のようです.
直前まで確認が必要
天気予報は予報日数が短いほど(取り込まれた(同化された)気象観測データが反映され)精度が向上するので,少なくとも日食の前日(日曜日)まで確認し,観測方針を決めると良いかと思います.
(今日の時点で天気が悪いと予報されているテキサスの空港行きの航空券は安くなったり(少なくマイル数で購入できたり),空いてたりしてました.)
今日はうちの近くの小学校では生徒の欠席が多かったですが,既に,コロラドから日食の見える場所へ出発した家族も多いのかと思います.
ボルダー学区の小学校から,簡易版の日食グラスが生徒・関係者全員に配布されました(ラッキー)!
うちのオフィスのスタッフも全員,それぞれ目的地へ出かけていきました(運転).皆,ちょうど,皆既日食が見える場所の近くに実家があって,羨ましい..
追記: 雲予報図(4月7日(日)午後確認)
下は,皆既日食まで1日を切った 4月7日(日)午後発表の雲分布予想図(キャプチャ図)です.
NOAA WPC による,皆既日食前の最後の更新です.
NOAA WPC オリジナル: https://www.wpc.ncep.noaa.gov/key_messages/LatestKeyMessage_2.png
3日前のものと傾向はほとんど変わりませんが(3日前の予報精度はなかなかいい感じ!),若干変化が見られます.
皆既日食帯の多くのエリアで雲がかかり皆既日食が見えなそうですが,大雑把に 1/3 くらいのエリアでは雲がほとんど無い条件で皆既日食が見られる可能性があります.
上のマップで雲量60%くらいのエリア(薄いグレー色のエリアくらいまで)であれば,運が良ければ(雲の切れ端から)皆既日食が見られる可能性はあります.
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