(写真)コロラド大学ボルダーキャンパス
College Decision Day 5月1日
National College Decision Day
毎年,5月1日は,アメリカの高校4年生(シニア)が,アメリカの大学をどこにするか決める最終期限日です.
一般に,複数の大学に願書を出し複数の入学許可をもらっているので,大学から合格通知と一緒に届くメリットベースの奨学金額(Merit-base aid)などを考えながら(→ 記事 「アメリカの大学の奨学金 scholarship」),希望する大学を選択します.
高校カウンセラーからの "National College Decision Day" のお知らせ eメール
(参考)College Decision Day の前日に,現地校カウンセラーから在校生に送られメール
Hey Students,
Sorry to be last minute but tomorrow, May 1st, is National College Decision Day. Let's celebrate our seniors! Whether the plan is to go to college... take a gap year... military... go into a trade... let's celebrate tomorrow and wear that gear!
Thanks everyone,
P.S. Pass it on to your friends who may not see this, too! ;)
ということで,この日で高校を卒業した後の進路が決まります.
選択肢はこんな感じ
・合格した複数の大学の中から1つ選び進学する
・合格した複数の大学の中から1つ選択しキープし,半年後か1年後に入学する(Gap Year)
Gap Year は,旅行,ボランティア,バイトなどをする(自分探し?)
・アメリカ軍隊に入隊する
・就職する(go into a trade)
のどれか.
アメリカだと大学の途中編入枠が大きいので,希望する大学に進学できなくても,途中でスイッチすればいい感じ.
最初の2年間は学費の安い大学に行き,その後に希望大学に編入するパターンも結構多いです.
(個人的には,大学は,卒業したという「ライセンス」を取得できれば十分だと思います.それと,授業料を払う価値がある大学を選ぶことが重要かと.)
アメリカの大学入学の動向
2019年度のアメリカの大学への入学の傾向を紹介します.
ニューヨークベースの情報から(引用記事 2019年4月).
1.高い大学費用
ある私立大学では,大学費用が$70,000(1年間)を超えるとこがあり,シニアの生徒と家庭で大学を選択するときに一番検討されるのは,その費用と捻出方法.これは,ここ数年の間,続いている傾向だと思います.
関連コンテンツ: 大学費用の比較(コロラド)
2. 入学許可が家庭の収入に依存しない(Need-Blind)というのは通用されなくなってきている?
多くの大学は,家庭が大学費用を払えるかどうかを入学基準にしてない(Need-Blind)と言っているものの,例えば去年(2018年度)は SATスコア 1500 で問題なく入学許可をもらっていたシニアの学生が,今年(2019年度)は,家庭が大学費用を払える能力により,ウエイトリスト(入学許可: accepted, キャンセル待ち: waitlisted, 入学不許可: denied)になっている例が紹介されていました.
関連コンテンツ: SAT
3. 州立大学が人気
私立大学の費用が高くなっていることから,州立大学(public)の人気があるようです.
4. 州立大学の安い大学費用に対抗し,一部の私立大学でも費用の値下げ対抗.
ただし,人気のある私立大学では費用は下げていないそうです.
5.メリットベースの奨学金をもらう
私立大学の高い費用を十分安くできる給付型奨学金(返済不要)をもらう例として,SATスコア 1,310 GPA 3.6のシニアの学生の例があります.その学生は,10個の大学に申し込み,8つの大学から入学許可を取得,1つは不可,1つのはウエイトリストになったそうです.
記事の階層構造 系統性
← 学校・教育
アメリカの大学(トップ)
・大学出願・合否判定
・College Decision Day 大学選択期限
・大学授業料,費用
・奨学金
・529プラン
・Best College ランキング (US News)
(アマゾン ジャパン) 書籍 「ビジュアル 高校数学大全 」
涌井 良幸 (著), 涌井 貞美 (著)
日本から購入した本.イラストが豊富,日本数学の把握はこの1冊で.
(Amazon US) 書籍 AP Japanese 問題集 (記事)
Cheng & Tsui's Strive for a 5 AP Japanese Practice Tests