(図)FBAR オンライン提出の確認画面
1万ドルを超える国外貯金残高の報告義務
FBAR の提出期限は通常 4月15日(自動延長で10月15日まで) です。
はじめに
アメリカの税務上の居住者(米国市民・グリーンカード保持者など)は、国外にある金融口座の残高の合計が年間のどこかの時点で $10,000 を超える場合、FBAR(Foreign Bank Account Report)として報告する義務があります。
ここでいう金融口座には、以下のようなものが含まれます。
海外の銀行口座
郵便貯金口座
証券口座
一部の投資口座
一時的にでも合計残高が $10,000 を超えた場合は報告対象となります。
報告を行わなかった場合、罰則(ペナルティ)が科される可能性があります。
一方で、FBARを提出すること自体によって追加の税金が課されることは通常ありません。
該当する場合は、忘れずに報告しておきましょう。
情報
FBAR は IRS ではなく、米国財務省(FinCEN)に提出する報告書です。
Report of Foreign Bank and Financial Accounts (FBAR)
FinCEN Form 114
手続き
FBAR は以下のサイトから オンラインで提出することができます。
サイトにアクセスし、
"File FBAR Now"
を選択して、必要な情報を入力していきます。
口座情報(銀行名・口座番号・最大残高など)を入力して提出します。
提出が完了すると、以下のような画面が表示されます。
この画面から
"Download Copy of My FBAR"
をクリックし、提出した内容の PDF ファイルをダウンロードして保管しておきます。
アメリカ FBAR 手続き
FBAR 報告の確認
FBAR を提出すると、まず 受付確認のメール(自動メール)が届きます。
その後、1〜2日ほどで登録番号(BSA Identifier)の通知メールが届きます。
この通知メールや提出した PDF は、IRS の確定申告書類と一緒に保管しておくと安心です。
TurboTax を使うと FBAR 報告が必要と表示される
TurboTax などの税務ソフトで確定申告を行う際、質問に回答していくと
「FBAR の報告が必要です」
というメッセージが表示される場合があります。
この場合、税務申告とは別に FinCEN の FBAR 提出手続きを行う必要があります。
Tips:AI を利用すると TurboTax の内容を理解しやすい
最近は、TurboTax の入力画面で表示されるコメントや質問が少し分かりにくい場合でも、ChatGPT などの AI を使うことで理解しやすくなっています。
たとえば、
なぜその書類が必要なのか
その書類を提出しないとどうなるのか
といった点を、AI に質問すると分かりやすく説明してもらうことができます。
また、TurboTax が提案する Tax refund(税金の払い戻し) についても、AI に質問すると なぜ払い戻しが発生するのか を説明してくれることがあります。
TurboTax を利用する際は、ChatGPT などの AI を補助的に活用すると、税務手続きの理解が深まります。
終わりに
FBAR の提出は、IRS への確定申告と同じ時期にまとめて行うと忘れにくくなります。
(→「アメリカの確定申告」)
私自身は以前、日本の銀行口座の残高が $10,000 を超えないように調整していましたが、最近は少し超える程度にして FBAR を提出する形で管理するようにしています。
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