(写真)事例:SST 海面温度(温度低下) と台風の関係
NOAA SST
- 空間解像度 5km
- プロダクト 解析値(観測データに基づく最適グリッド値)
温かい海域では,台風が発生,発達しやすいと考えられています(詳細: 気象庁 気象研究所 台風研究部「台風と海水温の関係」).
★ 最新マップが表示されない場合 → ブラウザで「スーパーリロード」(一般に,シフトキーを押しながら更新)
マップの更新日
上の更新日がマップが作成された日です.解析値なので1,2日遅れの情報です.
(日付が古い場合,システムが止まっているか調整中です.)
日本周辺の海域
アメリカ(本土)周辺の海域
スケール
海面温度(SST)と台風
台風10号と本州南の海面温度 -NOAAグローバルモデル予報とSST解析値から-
気象庁の台風予報(2019/08/14 00:50 発表)
(参照:「台風情報」 2019/08/14時,気象庁)
この台風,本州の南海上をゆっくり動いていましたが,NOAA の 2019/08/11 の海面水温(SST Sea Surface Temperature)の解析値を見ると,台風の中心付近で SST が4℃も減少している(コンターは2℃ごごと,緑色の領域)ことが確認できました.
海面温度の低下は,水の蒸発による効果,風による海面下の冷たい海水が持ち上がる湧昇の効果によるものと考えられます.
(気象庁「台風による水温低下」)
現在の SST は,このページで確認できます(https://usajpn.com/sst , usajpn.com ).
台風の発生・経路予報は,グローバル予報システムを運用している世界の気象センターの予報値から確認できます.
予報期間が長いほど予報信頼性は落ちますが,1週間,2週間先の大雑把な状況を確認したいとき有用な情報となります.
NOAA NCEP のグローバル予報モデルGFSの気圧と風の予報値マップ
(USAJPN.COM プロダクト → 「日本域 気圧予報マップ(2週間) NOAA GFS グローバル数値モデル」)
NOAA NCEP のグローバル予報モデルGFSの可降水量(鉛直方向への水蒸気の積算値)予報値マップ
(USAJPN.COM プロダクト → 「日本域 気圧予報マップ(2週間) NOAA GFS グローバル数値モデル」)
台風が発生する前に水蒸気が集まっていく様子が確認できます.
台風は地震と異なり,数日前からおよその経路と強さが予報できる現象なので,気象情報をしっかり活用し備えることが可能だと思います.
リンク
NOAA OSPO https://www.ospo.noaa.gov/Products/ocean/sst/contour/
記事の階層構造 系統性
← 天気・環境情報
(アマゾン ジャパン) 書籍 「Pythonデータサイエンスハンドブック」
紀伊國屋書店で見かけ,これいいなと思い買ってきました(和訳版です)
(Amazon US) 書籍 Oxford Users' Guide to Mathematics
必要な数学公式は大抵見つかります
関連記事
「ENSO El Nino Southern Oscillation エルニーニョ」