(写真)一酸化炭素検出器(室内用)
一酸化炭素検出器 Carbon Monoxide Detector
一酸化炭素(Carbon Monoxide)は目に見えない無臭の人体に有害な気体で,一酸化炭素の濃度が高い場合,中毒により死に至ることもあります.
日本だと炭,暖房器具起因の一酸化炭素中毒の発生件数が多くなってます(→「住宅で起きる一酸化炭素中毒事故に注意!」,東京消防庁)
アメリカでも,暖房器具の近く,発電機を利用している場合,キャンプ時は一酸化炭素検出器を設置すると安心です.
州によって一酸化炭素検出器・アラームの設置が必須の場合もあります.
一酸化炭素濃度(ppm : parts per million)
(Kidde Carbon Monoxide Alarm のマニュアルから)
レベル 濃度 対策
High level 100ppm 以上 → 要緊急対策(換気,原因特定)
Mid Level 50-100ppm → 要原因確認
Low Level 50 ppm未満 → 可能であれば原因確認
一酸化炭素検出器(計測値表示付き)
下の写真の検出器は,壁だけでなく,コンセントにそのま接続できるタイプのものです.
一般の「警報型」検出器では,危険時のアラームがなるだけで一酸化炭素濃度が数値が表示されませんが,下の写真の検出器にはメモリー機能があり,リセットしてからボタンを押して確認するまでの最大濃度を表示する機能があります.
プロダクト: Kidde Carbon Monoxide Alarm
この検出器は湯沸かしタンク,HVAC集中暖房装置のある地下室(→「家のエアコン 暖房 HVAC メンテナンス」)に設置しています.
上では 47 (ppm)と表示されていますが,これは1週間内の最大値です.
毎週リセットしていますが,ある程度(誤差レベル以上の,30ppm 以上)の一酸化炭素が発生していることが確認できます.
一酸化炭素検出器(アラームのみ)
下は,警報アラーム機能のみで一酸化炭素濃度の表示機能のない検出器です.
住宅保険会社から一酸化炭素検出器の取り付けが必要,と言われ,急いで購入,キッチンに取り付けたものです.
(保険会社には,写真を撮って設置の報告をしました).
比較的安く購入できるものの,一酸化炭素検出器は他の検出器と比べ安いものではないので,少しプラスして数値が表示できるタイプにしておけば良かったな,と思います.
関連プロダクト(アマゾン)
(Amazon US / Japan) 一酸化炭素検出器,Carbon Monoxide Detector (US のはここで紹介している数値表示可能なもの)
ハンディタイプの一酸化炭素濃度計
ハンディタイプは,持ち歩きでき,一酸化炭素濃度の値が確認できる計測器です.
家の中の特定の場所(一酸化炭素の発生源と考えられ得る場所)で簡易点検,キャンプ時にも利用できます.
停電や火災,自然災害,地震等の影響で電気,ガスが止まった場合,屋内で簡易ガスコンロ等を利用したり発電機を利用しますが(→ 記事「非常時・被災時・停電・ガス停止・断水への備え」),そのような時にも役立ちます.
関連プロダクト(アマゾン)
(Amazon US / Japan) ハンディタイプ 一酸化炭素検出器,Carbon Monoxide Detector
関連記事
「火災報知器」
「Radon ラドン」
「家のエアコン 暖房 HVAC メンテナンス」
「住宅保険 Homeowners Insurance」