(キャプチャ図)アメリカの Apple IDでアメリカのアカウントでしかインストール・更新できないアプリを利用
はじめに
Apple ID を1つだけ利用している場合,iPhone で必要に応じ日本とアメリカと国設定を切り替えて使うと,アプリの更新時などにトラブルが発生する場合があります.
(例えば,もともと日米両方で利用できたアプリが片方の国でしか利用できなくなった場合,利用できなくなった国のアカウントでダウンロードしたアプリはアカウントを切り替えても更新できなくなります.インストールしようとしても,「既に入っている状態」なのでインストールできません.)
今回,アメリカ用に新しく Apple ID を作成し,アメリカアカウントでしか更新できないアプリを古いiPhone (初代 iPhone SE)に「クリーン」インストールし,メインの iPhone の Apple ID を切り替え更新できたので紹介します.
ここではアメリカの Apple ID の作成例ですが,逆に日本の Apple ID の作成も同じようにできます.日本のアカウントでしかインストールできない手帳アプリなどが利用できるようになります.
新しいApple ID の作成
新しく Apple ID を作成する場合,今まで Apple ID に利用しているeメールアドレスとは異なる eメールアドレスが必要となります.
アップルのウエブサイト https://appleid.apple.com の右上のメニューの "Create Your Apple ID" / 「Apple ID の作成」を選んで情報を入力します.
以下のようなメッセージが出て作成できなかった場合,違うブラウザー(Firefox, Safari, Chrome,...)で最初から登録手続きを行う,それでもだめな場合,違うパソコンから登録手続きを行うと良いと思います.
私は Firefox でエラーが出たので(Apple ID の過去情報がキャッシュに残っていたのかは不明),Safari で登録しました.
補足 新規 eメールアクセスの取得
新シしくeメールアクセスを作成する場合,無料の Google アカウントなどが利用できます.
Google アカウントは複数作ることができます.
私は個人用で6個,家族用の作成したアカウントを含めると18個の Google アカウントを管理しています.
アメリカのアプリのインストール
久しぶりに古いメイン機 iPhone SE (初代, 2016年リリース)に電源を入れ,初期化した後,新しく作ったApple ID でサインインしました.
iPhone SE(初代) のApp Store でアメリカアカウントでしか更新できないアプリをインストール.
ここでは,McDonald's と Capital One Mobile の2つです.
以上で新しいアメリカの Apple ID でこれらのアプリが利用できるようになりました.
iPhone メイン機で日本アカウントからアメリカアカウントへ一時切り替え
次にメイン機 (ここでは iPhone 13 mini)で日本のApple ID からサインアウトし,アメリカのApple ID にサインインします.
iPhone の「設定」アイコンをクリック
「設定」の上の画面にある丸いアイコン,アカウント名,「Apple ID, iCloud+, メディアと購入」と書かれているエリアをクリック.
表示される Apple ID 情報の画面を下へ移動..
一番下にある「サインアウト」を選択します.
iPhone を探すを一旦オフにします.
パスワードの入力,二段階認証(Apple 製電話機・パソコン通知,それができない場合は電話にテキスト通知)など少し面倒ですがスムーズにできると思います.
アカウントを切り替えると,今までできくなっていたアメリカのアプリの更新が無事できました.
「アメリカ」にしか無いアプリ例
上述しましたが,アメリカ App Store にしか無いアプリを,日本 App Store のアカウントで更新しようとすると,以下のメッセージが出て更新しません.
下は Xcel Energy(電力会社)
アメリカでは停電が日本と比べ頻繁にあるので(多くて月3回,数時間!),停電時に状況を知るにはアプリ頼り(停電で電気とネットが止まってるので).
→ 関連ブログ「停電時にオンライン会議参加 -停電時に役立つポータブル電源とフラッシュライト」
いざというときに,アップデート必要!と表示されると,えーっ!!!という感じ.
下はマクドナルド.
アメリカのアプリはアメリカ App Store でしか入手できません.
これも,いざ注文,という時にアップデート必要,と出ると,そんなぁ〜,という感じ.
(その場合,Android のスマホを使いますが)
Upgrade Now ボタンを押すと,以下のように,「アプリ入手不可能」と表示されます.
日本→アメリカのサブアカウントに切り替えてからアップグレードする必要があります.
こんな不便なこと,Apple であれば簡単に改善できそうですが...
少し古い iPhone でも利用可
ディスプレイのガラスが割れ,下取りにも出せない iPhone 6s も見つけたので,これを初期状態に戻し,上で作成したアメリカの Apple ID でセットアップしました.
予備機です.
(確か,娘が冬に高校に車を運転して行き降りた後,雪の上にスマホを落とし,他の車が踏んづけてガラスバリバリになったやつだったような).
これより古いと iOS が古すぎるため,対応していないアプリが増えると思います.
Tips ・注意
- 2個のアカウントを利用する場合,どちらか一方をメインアカウントとし,そのアカウントに全てのデバイスを関連付けると管理しやすくなります.
保証,Apple Care + サポートはアメリカ,日本一緒です. - 2個のアカウントを利用する場合,メモ,リマインダーのアプリ情報が混合する恐れがあります(念の為.そうなってしまったら諦めましょう..).
- 2つ目のアカウントを登録する「予備機」は,必要に応じて使えるようにしておくと,二段階認証時にとても便利です(普段は電源を切っておいて大丈夫).
- もし可能ならば,2つ目のアカウントを登録する「予備機」を2台用意すると,どちらかが壊れても安心です(私は,iPhone SE 2016年 複数台を,サブアカウント保持目的で利用してます.2024年時点)
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