(図)ENSO Index (NOAA MEI version 2)
NOAA MEI v2 時系列
MEI v2 はNOAAから公開されている ENSO の指数の1つで,複数の独立しら観測データに基づき作成されています.
MEI v2の10年間プロット
(毎月自動更新)
MEI v2の1979年からのプロット
エルニーニョ現象・ラニーニャ現象
エルニーニョ現象は,太平洋赤道域の日付変更線から南米沿岸域(コロンビア・アクアドル・ペルー)海面水温が平年より高くなる状態が続く現象です.
ラニーニャ現象は,エルニーニョ現象の反対で,太平洋赤道域の海面水温が平年より低くなる状態が続く現象です.
(参考:「エルニーニョ/ラニーニャ現象とは」,気象庁)
エルニーニョ現象の現況確認
NOAA では海面温度の現況を公開しています.
Current Condition (現況), PSL(物理科学研究室), NOAA
ENSO (El Niño–Southern Oscillation)
ENSO (エルニーニョ南方振動)は,エルニーニョ・ラニーニャ現象により生じる気圧偏差(平均値からのずれ)のシーソーのような振動現象で,海洋変動の大気の応答(大気海洋相互作用)と考えられます.
ENSO index は,タヒチとダーウィンの地上気圧の差を指数化したものです.
NOAA Multivariate ENSO Index Version 2 (MEI.v2)
NOAA MEI v2 は,5つの独立した観測データから作成される ENSO index の1つです.
Multivariate ENSO Index Version 2 (MEI.v2), NOAA
観測データ:
・海面気圧 (Sea level pressure, SLP)
・海面温度(Sea surface temperature, SST)
・東西地上風・南北地上風(Zonal surface wind, Meridional surface wind)
・外向き長波放射量(Outgoing longwave radiation, OLR)
地表(海表)から宇宙空間に向かう赤外線放射量
(太平洋領域: 緯度 30°S-30°N , 軽度 100°E-70°W)
参照リンク
El Niño/Southern Oscillation (ENSO), NCEP(国立環境予測センター), NOAA (アメリカ海洋大気局)
エルニーニョ/ラニーニャ現象とは,気象庁
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紀伊國屋書店で見かけ,これいいなと思い買ってきました(和訳版です)
(Amazon US) 書籍 Oxford Users' Guide to Mathematics
必要な数学公式は大抵見つかります
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「SST 海面温度」