(写真)現地校の高校3年生(Junior)対象の卒業・大学進学説明会
Junior Journey Night
現地校(高校)で "Junior Journey Night" が開催されました.
高校4年間の3年生,Junior が対象
この説明会では,カウンセラーから,
- 高校卒業に必要な単位,卒業に必要なSATスコア(コロラド州の規定)の確認
- 大学進学手続き(大学選択,手続き方法,推薦状作成依頼の時期)
- 奨学金情報(連邦政府 FAFSA,数百種類の奨学金の申請機会)
- 早期卒業(高校4年間で,3年終了時・3年半終了時の卒業)
などについて説明がありました.
私は,このミーティングに出席するのはもう3回目(3人目)です.
今までと同じ情報だと思うので,特に行かなくてもいいかな..,とは思いましたが,息子と一緒に参加しました.
アメリカの大学への進学
大学の請願方法は,7年前からあまり変わっていません.
基本的に,Common Application というオンラインサービスから,必要書類(GPA,必要であればSAT等スコア,カウンセラーと教科担任からの推薦状,エッセイ等)を添付して請願します(日本の テンプル大学日本校もアメリカの大学なので Common Application から請願可.
アメリカの大学のほとんどは,日本の「大学受験」に相当する試験(ペーパーテスト)はありません.なので,ここでは「請願」と呼びます.
今回の説明会の情報から,以前(コロナ禍前)と比べ,SAT やACT の共通試験のスコアより,
- 高校の成績
- 課外活動,職歴(インターン・バイト経験)
- カウンセラー・教科担任からの推薦状
- エッセイ(進学目的)
の方がより重要になっている感じがします.
アメリカの大学は,日本のような「偏差値」の概念が無いので,現地高校の成績(GPA)が一番重要.まあ,これが一番の基本です.
日本のような塾なんか全くありません(あ,コロラドではですが).
日本の教育・大学進学システムも,そうあるべきだと思います.
高校の早期卒業
今回は,早期卒業について,ちょっと詳しく説明がありました.
早期卒業は,必要単位を取得してしまえば比較的簡単にできるので,早く卒業する生徒が少なからずいるようです
(うちは,2人の子とも半年早く卒業しました).
アメリカの大学請願時には,「なぜ早期卒業したか?」と問われるので,しっかり答えられるようにしましょう,とのこと.
高校卒業に必要な単位
下は,説明会で示された現地校の卒業に必要な単位一覧
ちょっとがんばれば,高校4年間の3年目でほぼ取得済みにできます.
なので,1年早い早期卒業も比較的簡単
アメリカの大学の分布図
説明会で示されたアメリカの大学のマップ
「メキシコって大学ないね」と息子がボソリと言いましたが,ニューメキシコ州にはあります..
この他に,アメリカ国外のアメリカの大学も,Common Application システムに対応しており,オンラインで請願できます.
合否判定
下は,説明会で示されたアメリカの大学の合否判定例
GPA と SAT スコアの相関図(両者の関係を示す図)で,緑のチェックマークが合格者.
SAT スコアがかなり悪くても,GPA があるしきい値以上であれば合格してます.
やはり重要なのは,現地校の成績かと.
大学で推奨される高校での履修状況
下は,説明会で示されたアメリカの大学で推奨される高校での履修科目一覧
足りないクレジットは,大学入学時の特設クラスで習得する必要がある可能性もあります.
なので,現地校では基本的なクラスは,(楽をしたい友人の誘いにのらず,)このような教科のクレジットを取っておくことが大切だと思ます..
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