(写真)新しいパスポート(一部プラスチック)
アメリカのパスポート処理の遅延 (16歳未満は到着後保護者がサイン)
はじめに
2023年の春から夏にかけて処理がかなり遅れているアメリカのパスポートの発行ですが,申請(4/21)から届く(6/20)まで約2ヶ月かかりました.
Routine(通常)処理です.
日本のパスポートは常に約1週間で受け取れるのと比べると,信じられないくらい長く待ちました.
2023年3月23日発表の処理時間
USDS の "Processing Times" によると,2023年3月23日時点で,
- Routine(通常処理): 10-13週
- Expedited(迅速処理): 7-9週
かかるとされています.
以前は Routine 処理でも1ヶ月以内に届いていました.
USDS: United States Department of State (連邦政府)
パスポート申請から受け取りまで
まず,申請予約から受け取りまでまとめます.
- 4/12 パスポート申請手続き予約(郵便局 USPS)
- 4/21 パスポート申請 子ども16歳未満(郵便局 USPS)
- 4/28 USDSで申請書受理(処理状況: In Process )
- 6/15 USDSで申請処理状況変化(処理状況: Approved )
- 6/18 USPS の配達郵便情報サービスで Passport Service からの郵便情報の連絡
- 6/20 パスポート配達(First Class 普通郵便)
- 7/3 古いパスポートの配達(First Class 普通郵便)
USDS のパスポート処理状況
"U.S. Passport Application Status” (USDS) のページでパスポートの処理状況を確認できます.
- “In process” : 処理中(実際は処理されてなくてもこの状況が長く続きます)
- “Approved” : 処理・レビュー終了,印刷処理
- “Not available” : 確認する時間により,この表示になることがありますが,しばらく経つと戻ります
- “Mailed”: 発送済み.この処理状況にはなりませんでした.今回のケースは Approved のみ.
USDS のパスポート処理状況表示例
In Process
この状況がとても長く続きました.
Approved
この状況になり一安心.
でも,Mailed には最後までならず,パスポートが配達されるまで Approved のままで,まさか印刷に失敗したのか?と心配になりました.
USPS(郵便局)の配達郵便お知らせサービス
無料の郵便局の配達予定郵便の事前スキャンサービスで,PASSPORT SERVICES/DOC TUCSON から発送された郵便が配達予定であることを知りました.
これで安心できました.
さらにこの郵便のトラッキング番号で状況を確認すると,郵便の状況の詳細が分かります.
パスポート到着 新デザインに
下が届いたアメリカパスポートの表紙
パスポートの中にはプラスチックのページがありました(下).
かっこいい感じ..
16歳未満のパスポートは保護者がサイン
16歳未満の場合,親が子ども名前を記入し,その隣りに親がサインをします.
そのサインの右に括弧書きで Father または Mother と記入します(下はその例).
これに関する情報はこちら→ Frequently Asked Questions, FAQ, USDS
古いパスポートは別便で到着
新しいパスポートが配達さた約2週間後,古いパスポートが届きました
古いパスポートには丸い穴が開けられていませんでした.
最後に
アメリカのパスポートの更新(16歳未満は常に新規作成ですが),とても時間がかかりました.
日本のパスポートの場合,有効期限が切れる2週間前くらいでいいと思いますが,アメリカのパスポートの場合,何があるか分からないので,それが必要になる6ヶ月前に更新手続きをした方が安全です.
関連記事
「アメリカのパスポートの作成・更新」
「アメリカのパスポート写真の準備」
関連ブログ
「アメリカのパスポート申請(16歳未満) 申請書類 DS-11 両親の訪問が必要」
「子どものパスポートの受取 オンライン更新申請(在留届け ORR経由)マイナンバー不要」
(アマゾン ジャパン) 旅地図・旅地図 世界・日本
海外旅行計画・相手の国についてレビューできる本
(Amazon US) アメリカ各州ガイド 50 States, 5,000 Ideas
書籍 50 States, 5,000 Ideas
コメント