理学療法士( P T )の整骨院?

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 整骨院は柔道整復師の資格の下で開業できるのですが、日本古来の骨折打撲捻挫挫傷の軟部組織治療の専門家です。

 理学療法士( physical therapist 略して P T)は整形外科などの運動器に対するリハビリテーションや、脳神経外科などの中枢神経に対するリハビリテーションや、可動域訓練、運動療法、AKAなど医師の指示の下で、患者さんのQOLの向上を目的にADL機能を向上させえるスペシャリストです。

 骨折後の、手術後の機能訓練を多く実施してきました。また中枢神経疾患(脳卒中)の麻痺の改善や、脊髄損傷の機能訓練も実施してきました。脳神経外科の術後のICUでの肺理学療法の経験もあります。

 目の前の患者さんのすぐ側には看護師がいて臨床検査技師がいて放射線技師がいて、そして医師がいました。チームでアプローチしてゆくのがリハビリテーションなので、その中でレントゲンやMRIを少々ですが読影できるスキルが身に付きました。

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 なので当院での患者さん中で重度に神経圧迫を感じる様な場合は、多くの情報を提供し提携病院へ精密検査を紹介できます。医師の判断と、私自身のMRIの画像から読み解けるものと、カイロプラクティックとクラシカルオステオパシーの考え方を加味した診方で、長く続く患者さんを悩ませる症状の原因に確実に近づけるはずです。

 治療においても病院での経験が今とても役に立っています。術後の患部及び患者さんはとても敏感です。救急で運ばれ脳血管障害になってしまった患者さんはメンタル面が普通ではありません。骨粗しょう症の進んだ患者さんは力の加減が難しいです。

 呼吸が困難、座るのも困難・・・整骨院ではなかなか見られない臨床があったことで、今の治療の現場でリスク管理も慎重にとりつつ実施できるようになったと思ってます。病院での理学療法士としての経験が、柔道整復師としての今の業務のベースになっているのを感じてます。

 一般的な整骨院・接骨院ともまた視点がやや違うアプローチができるのではないかと、自分なりの経験と専門性と患者さんのもつ自然治癒力とで、良き治療を提供できるように励んでおります。